AI が draw.io を扱える
Claude Code や OpenAI Codex のような AI コーディングエージェントが、 図の作成・編集・出力まで自律的にこなせます。
impress.js deck / draw-io-skill v0.1.0
`draw-io-skill` v0.1.0 解説
Quick Summary
Claude Code や OpenAI Codex のような AI コーディングエージェントが、 図の作成・編集・出力まで自律的にこなせます。
リンターが「ここがおかしい」と検知し、その結果を読んだエージェントが 自分で図を直すところまでつながっています。
日本語テキストのはみ出し、矢印の交差や枠線重なりなど、 人間でも見落としやすい問題を自動で検知できます。
What Is It?
draw-io-skill ってなに?そこで登場するのが、AI コーディングエージェントに draw.io を使わせるための 「取扱説明書+ツールセット」です。
draw.io を毎回手で操作するのは、
「コードを毎回テキストエディタだけで書く」ようなもの。
draw-io-skill は、AI に
「draw.io の正しい使い方のルールブック」を渡す仕組みです。
Point 1
Claude Code や OpenAI Codex では、作業前に
SKILL.md を読み込ませることで、
「この作業ではこう動いてね」という指示を共有できます。
つまり Skill は、AI に正しい作業手順を覚えさせる 再利用可能なワークフローです。
draw-io-skill の中身SKILL.md
図をどう作るかの指示書
scripts/
エクスポートや品質チェックの実行ツール
fixtures/
動作確認に使えるサンプル群
Point 2
jgraph/drawio-mcpdraw.io のネイティブ操作とエクスポートの慣習を取り込む。
softaworks/agent-toolkitXML レイアウト設計の指針を取り込む。
draw-io-skillどちらか一方ではなく、「いいとこどり」で実用的な図作成フローをつくる。
Point 3
export-drawio.mjs の役割
scripts/export-drawio.mjs は、draw.io のエクスポート機能を
Windows / macOS / Linux で共通的に扱うためのラッパーです。
--output の拡張子で形式を自動判定
エクスポートした画像に元の XML を埋め込むので、
画像にしたあとでも draw.io で再編集しやすい。
つまり「PNG にしたら元に戻せない」をかなり減らせます。
Point 4
check-drawio-svg-overlaps.mjs が核心| チェック項目 | 内容 |
|---|---|
edge-edge |
矢印同士が交差していないか |
edge-rect |
矢印がボックスを貫通していないか |
edge-rect-border |
矢印が枠線に重なっていないか |
text-overflow(width) |
横幅オーバー |
text-overflow(height) |
縦方向オーバー |
日本語を含む多言語テキストの折り返し幅を推定して、 テキストはみ出しを検査できます。
draw.io でありがちな「見た目では入っていそうなのに、開くとはみ出る」を 機械的に拾えるのが強いところです。
Core Value
AI エージェントが .drawio を作る
リンターが重なりや文字はみ出しを自動チェック
検知結果をそのまま文章で返す
問題がなくなるまでループを回す
図の世界でも「テストして直す」を実現
エージェントが結果を読んで図を修正
これは図版版の TDD に近い発想です。
AI が自分で描いた図を、自分でダメ出しして、自分で直す。
Use Cases
要件を AI に渡すと、.drawio を作るところまで自動化しやすい。
find_aws_icon.py を使えば、AWS アイコンのスタイル文字列も取り込みやすい。
コード変更に追従して、図の再生成・再エクスポートを CI に組み込みやすい。
Limitations
v0.1.0 は最初の公開版です。今後 API や仕様が変わる可能性があります。
エクスポートには draw.io デスクトップアプリのインストールが必要です。
経験則ベースの判定も含まれるため、誤検知がゼロとは限りません。
フォント差分次第で、実際の表示と完全一致しないケースがあります。
How To Start
npm run check を実行するfixtures/basic/ でエクスポートとリントを確認するClosing
draw-io-skill は、エクスポート自動化、クロスプラットフォーム対応、SVG 品質チェック、 そして 自己修正フィードバックループまで揃っている。
「図をコードのように管理する」世界観に、AI エージェントがちゃんと乗れるようになる。
この記事ベースの情報は 2026年3月14日時点のものです。